リクナビ2009
実は身近なこんなトコロで!  IT業界徹底レポート
IT業界3K職場説を検証

生活を変えるサービスを生み出したり、世の中を支える基盤をつくったりできるIT業界。しかも文系理系はもちろん、男性女性も問わず活躍できる……。なんだかいいことずくめのように聞こえますよね。生活を変えるサービスや社会を支える基盤づくりなど、大きなことに携わる仕事だけに、ツラく厳しいこともたくさんあるのは事実。ここではIT業界で働くとどんなツラさ、厳しさがあるのか見ていきたいと思います。

IT業界ココがツライよ
仕事量が多く、お客様の要求も年々厳しくなるので「きつい」

大企業や中小企業による積極的なIT投資により、システム開発プロジェクトが急増しているといわれています。しかしながら、システム開発に携わるITエンジニアの数は、それほど増加をしているわけではないため、一人当たりの仕事量が増える傾向に。そのため、肉体的にきつい仕事という状況が生まれています。

また、お客様からの品質、納期に対する要求も年々、厳しくなっています。というのも、ITが身近なものになってきた今、お客様側のIT知識レベルが高くなってきたから。品質よく納期に間に合わせなければならないITの仕事は、精神的にも意外に「きつい」仕事かも知れません。

IT業界への期待と仕事が増えている状況が生み出すツラさなのです。

プロジェクトが佳境時は残業続きで、なかなか「帰れない」

例えば夏休みの宿題。最初に立てたスケジュール通りにこなしていく人は、それほどいないはず。途中でスケジュールを見直すなんてことをよくするはずです。

夏休みの宿題同様、システム開発プロジェクトも、納期は決まっています。スケジュールどおりにきっちり進むのであればよいのですが、途中でシステムを変更したり、トラブルが生じたりすると、スケジュールに遅れが生じてしまいます。そのため、どうしてもプロジェクトが佳境に入ると、残業や休日出勤をすることで、スケジュールの遅れを取り戻すことになるわけです。その結果、「帰れない」状態に陥ってしまうのです。

納期がある業界ならどこでも同じツラさです。その分、達成感も味わえる良さがあります。

24時間365日、システムが止まらないことを要求されるため、気が休まらない

今や、24時間365日のビジネスも当たり前の世界になりつつあります。そんなビジネスを支えるITも、24時間365日止まることは許されません。特に社会インフラとなっているような、銀行のATMシステムや航空会社の予約システムなどに不具合が発生してしまうと、大きなニュースとして報道され、その責任が問われてしまうことも珍しくありません。

またITエンジニアの仕事は開発が終了し、システムが動き出せば即終了というわけにはいきません。使い続けていく間には、さまざまなトラブルが発生するものだからです。トラブルの内容によっては、休日や夜間であっても、呼び出されることも珍しくありません。「気が休まらない」仕事と言えます。

社会的なサービス、インフラにかかわる責任の重い業界ならではのツラさなのです。

働きやすい環境づくりが進んでます!
在宅勤務者人口は、年々増加している

業界としては、このような状態を放置しているわけではありません。雇用ルールの見直し法案がいくつか政府から出されている今、大手企業を中心に、労働環境を改善し、生産性を上げるための様々な取り組みを行っています。

開発工程をよりスムーズにするための手法の研究もそのひとつ。誰もが品質よくプログラミングできるような仕組みも考えられています。

また大手IT企業が中心ではあるものの、在宅勤務制度の導入が積極的に進められています。在宅勤務制度のメリットは、介護や育児などの理由により、オフィスに通えない人でも働けるようになるというだけではありません。通勤時間が必要なくなるため、使える時間(プライベートな時間)が増えることになるのです。在宅勤務の実現は、ITの力なくしてはできません。つまり、IT業界だからこそ、個人のライフスタイルに合わせるという先進的な働き方ができる仕組みを整えられるのです。

精神的、肉体的な疲労を解消するため、最近では、産業医やカウンセラーを配備したり、リラクゼーション設備を導入したりすることも、積極的に行われています。

さらにIT業界では、身に付けたスキルや技術、経験を正当に評価するための仕組み「ITスキルスタンダード(ITSS)」を、2003年より導入しました。ITSSとは、経済産業省が公表したITサービスに関わる人材に必要な能力を体系化した指標です。これにより、ITエンジニア自身も今、身に付けているスキルがどのレベルにあるのか、また今後、キャリアアップするにはどういうスキル、経験を身に付けていけばよいのかを客観的に判断できるです。これにより、正当に評価されるようになる(スキルに見合った給与が得られる)と期待されています。

何よりITエンジニアはやりがいのある仕事

ITエンジニアの面白さの第一は、「世の中を便利にする仕組みを生み出す」ことができること。「携帯電話で音楽が聞ける」のも「SuicaのようなICカードで電車に乗れたり、買い物ができたりする」のも、「インターネットで書籍が購入できる」のも、ITエンジニアたちが技術の研究に取り組み、それを現実のものにしたからです。このように自分たちの生活を便利にするものを技術によって生み出す。そんなワクワクできる仕事なんです。

第二に、いろいろな業界、企業の仕組みづくりに携われるチャンスがあること。ITはあらゆる業種、業界のインフラ的存在です。従って金融や製造、流通、小売などの様々な業界のシステムにも携われる可能性があるのです。

第三に仕事にマンネリ感が少ないこと。たとえ同じ技術、同じ規模、同じ業務システムであっても、お客様が異なれば、業務のやり方や求められるものが変るため、まったく違うプロジェクトになるからです。常に新しいことに挑戦したい人にとって、非常に魅力的な職種といえるでしょう。

リクナビでぜひ、会社研究をしてみましょう。IT業界で、追いかけたい夢が見つかるかもしれません。

コラム「文系も女性も活躍できる、そのワケから探る!IT業界の仕事、職場」
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