三回シリーズでお届けするコラムの第二回。今週は「やりたい仕事は見つかった。でも、働く場所はどうなの?」というお話。カンタンに言ってしまうと「社風」についてですね。これは、なかなか難しい問題。仕事にやりがいがあって頑張ろうと思っても、社風が自分と合っていない場合、意外に大変なんです。
でも、なかなか自分にあった「社風」の会社を探しあてるのって難しいはず。そこで、ちょっとしたコツを伝授しちゃいましょう。再び、働くということを理解するために、やってみて欲しいこと。それは「注意深く」観察して、自分で感じることが大切なのだ、ということなのです。では、始めてみましょうか。 |
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| □社風、この正体のよくわからないものこそ、意外に大切なのだ。 |
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「社風」という言葉、皆さんも耳にしたことがあるでしょう。簡単に言うと「会社の雰囲気」みたいなものです。が、それだけでは説明が不十分かもしれません。上手く言えませんが「会社の持つ空気」かなぁ、そんな感じです。例えば、伝統的に「上下関係が厳しい」会社があるとします。
この会社、別に就業規則やなにかで「上下関係に厳しく」と書いてあるわけではありません。会社の中にいる人たちも千差万別。「うちは後輩には厳しく接するぞ」と、申し送りがされているわけでもない。でも、なんとなく「そうなってしまう」んですよね。それが「みんなで働く」ということなのかもしれません。
逆に「自由な雰囲気」で仕事しよう、という会社もあります。この会社だって、別に「フリーダム」なんて標語を掲げて仕事をしているワケじゃない(中にはそういう会社もあります)。ですが、結果として「自由にのびのび」みんな仕事してる、という状態になってしまうのです。
そう考えると社風が大切である、ということがわかりますよね。「厳しいのは苦手だ」という人がそういう場所に入ってしまったらしんどいし、逆に「緩いとサボってしまう」という人がのびのび職場に置かれると、全然成長しなくなってしまう。「合う合わない」が重要なのは人間関係だけではない。会社選びもそうなのです。 |
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| □社風を感じるため、今あなたができることはそれほど多くない。 |
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社風が大切だ、と言われてもどうしていいのやら…ここまで読んでそう感じている人は多いでしょう。社風を感じる上手い方法はないものか。少し考えてみました。いくつかのやり方をここで提案しておきますね。まずは「気になる会社の人と、直接会ってみる」ことから始めてみましょう。
一人の印象で左右されるのは危険なのですが、それでも「会って、仕事のことを質問してみる」と、その会社の雰囲気が、なんとなくわかるから不思議なモノです。仕事の内容や、日々の働き方などを詳しく聞くと「きつそう」とか「やってみたいなぁ」とか、いろいろな気持ちが浮かんでくる。その感覚が大切なのです。
「この会社に入ろうと思っていたけども、なんか話がパッとしないなぁ」と感じてしまう。説明が下手というわけではない。話している人の人柄もいい。でも、なぜかピンと来ない。気持ちが動かない。実はこういう場合「自分の求めている社風」と「その会社」が「ずれている」ケースが多いのですね。
逆に「興味がなかったけど、この人の仕事の説明には引き込まれる」というケースもあるかもしれません。その場合は、自分の求めている社風とその会社が「ピッタリ合った」とも考えられるのです。なぜそういうことが起きるのか、もう少し説明を続けてみましょうか。 |
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| □社風の正体、それは「働くことの価値観」が近いかもしれない。 |
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まずは「働いてみたい」と思ったケース。その人の話しぶりなどに左右されることもあるのですが、あなたにとって「大切なこと」や「楽しいと感じること」と、仕事について話してくれた人の「それ」が、とても一致する。そう思える瞬間が多くなるのです。
つまり、あなたとその人は「(仕事について望んでいることが)似ている」可能性が大きいというわけ。そして、その人が「イキイキ」と働く職場ならば、あなたも「楽しく」働ける可能性は高い、それを本能的に感じ取っているのです。なんだか「勘」に頼っているみたいですが、その勘、案外当てにできます。
逆に「あれ?違うかも?」と思ったケース。これは、話をしてくれる人が、いかに「熱く」上手に語ってくれたとしても、その「仕事について、重要視しているポイント」が、あなたとズレていては、ピンと来ない。当然、気持ちが動かないのも、無理はないのです。
自分とは違うところを大切にしている、そんな人が働きやすい会社で、自分も働けるのかなぁと、不安な気持ちになってしまうんでしょうね。上手く言えないけれども、なんとなく「違う」と感じてしまう。説明しにくい気持ちだと思うのですが、それでも、結構大切にしたい感覚なのです。 |
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| □仕事は楽しいのに辞めてしまう、価値観がずれていると辛いから。 |
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就活中の学生に取材をしていると、やりたいことができれば、周囲なんて関係ないです、というフレーズをよく耳にします。しかし、ここでハッキリさせておきますが、仕事って「ひとり」ではできないんです。そして、会社とは「仕事」だけで成り立っているわけじゃない、というのも、また、事実なのです。
周りの人と「感覚」が違うことで、周囲と歩調が合わせられない。それによってストレスが溜まったり、仕事が上手くいかなかったりして、結局は、苦労して入った会社を辞めてしまうケースが、最近増えてきているんですね。仕事は楽しいのに…と思いながら退職する、そんな残念な話が多い。
そんなことを考えると、就職活動をしているときに感じる「ちょっとした違和感」は、気にしないのではなく、実は、むしろ積極的に「なぜそう感じるのだろう」と思ったほうがいいのです。だからといって、単に、自分の価値観に合う会社を選ぶことに固執してしまっては、視野が狭くなるので注意が必要ですけどね。
現在の価値観は、あくまで「今」のこと。別の価値観を持つ人たちの中に入れば、自分の価値観も変化するかもしれません。しかし、ある人に違和感を持ったからといって、会社すべてに違和感を持つのも考えモノ。あくまで、自分の「道」を決める時の「一つのモノサシ」になる感覚ということを、覚えておくといいでしょう。 |
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